りんご病とはどんな病気でしょう?
りんご病の症状はどうなるのでしょう?
潜伏期間はどのくらいなのでしょう?
りんご病についての紹介をします。
目次
■りんご病
りんご病は、幼児、児童10歳ぐらいまでの子どもに多くに見られる頬が赤みを帯びる症状をもつことからつけられた名前でウイルス感染症の一種です。
りんご病の医学的な正式名称は伝染性紅班(でんせんせいこうはん)です。
保育園や幼稚園などで集団感染することもあります。
けれども、感染症の中では比較的感染力の弱いウイルス感染症で、潜伏期間中にウイルスを飛沫感染によって拡散してしまうウイルス感染症です。
■りんご病の症状
りんご病の症状の最大の特徴は、左右両方の頬に蝶型の紅班が現れます。
頬が鮮やかなりんご色になって、そして、発疹がポツポツ出ます。
最初は発疹もまだらですが、1~2日でレース状に腕、ふともも、おしり、おなかに広がっていきます。
発疹前には、風邪症状のような発熱(発熱は微熱程度)や、せき、鼻汁・鼻づまりや倦怠感が出ることが多いです。
そして、5~7日後に赤い発疹が出始めます。
ですから、最初は風邪だと思ってしまいます。
発疹が強く出ている時は痒みを伴うことが多いです。
発疹が消えたばかりだと、運動や日光に当たることで再び表面に発疹が出ることもあります。
■大人のりんご病の症状は、子供とは違います。
大人のりんご病は頬の発疹は少なく、発疹が全身に広がるケースが多いようです。
そして、発熱と頭痛、手足や膝が曲げにくくなるという大人特有の「関節炎」のような症状もあらわれます。
■りんご病の潜伏期間
りんご病の潜伏期間は7~24日間です。
けれども、りんご病は風邪症状が出ている時が1番感染力が強いです。
ですから潜伏期間の、りんご病だと分からない時が1番ウイルスの活動期です。
りんご病は飛沫感染で、感染者の咳やくしゃみなどによって空気中に放出されたウイルスによって感染が拡大します。
発疹が既に現れている段階では飛沫感染源となることも少ないです。
患者が入ったお風呂でも、お風呂のお湯を通じて感染するようなことはありません。
■まとめ
りんご病は飛沫感染なので、うがい手洗いをするようにしましょう。
りんご病は風邪症状が出ている時が1番感染力が強いので、発熱の段階で感染の有無が確認できている場合は、自らが感染源にならないようにしましょう。
幼稚園や学校などに通っている場合は休みをとり、家で安静に過ごすようにしましょう。
コメント