半夏生(はんげしょう)とは何なのでしょう?
半夏生には、どんな風習があるのでしょう?
半夏生の食べ物は何なのでしょう?
半夏生について紹介します。
目次
■半夏生とは?
半夏生(はんげしょう)とは、暦日の雑節の1つです。
雑節(ざっせつ)とは、、季節の移り変りがわかるように作られた、特別な暦日です。
雑節は、9つあります。
節分 彼岸 社日 八十八夜 入梅
半夏生 土用 二百十日 二百二十日
半夏生(はんげしょう)という植物もあります。
この植物の半夏生が、名前の通り半分白くなって化粧しているようになる頃が半夏生ともいわれています。
毎年、7月2日頃が、半夏生になります。
■2015年の半夏生は、7月2日になります。
■半夏生の風習
半夏生の風習は、地方によって違います。
半夏生は、農家の人にとってはとても大切な節目となっています。
この日までに、田植えを終わらせる、畑仕事を終わらせる となっていて、半夏生から5日間は休みにする地方もあります。
半夏生には、天から毒気が降ると言われ、井戸に蓋をして毒気を防いだり、この日に採った野菜は食べてはいけないという風習もあるようです。
群馬県の一地方では、ネギ畑に入る事を禁忌とする風習もあります。
■半夏生の食べ物
半夏生の食べ物は、地方によって違います。
奈良県の香芝市周辺や、大阪府南河内地方では、農家では半夏生餅という小麦を混ぜた餅を作り黄粉をつけて食べる風習があります。
近畿地方の一部地域ではたこを食べる習慣があります。
半夏生の日に給食で、たこの料理がでるところもあるようです、
讃岐の農家では半夏生にうどんを食べる習慣があります。
1980年に香川県製麺事業協同組合が半夏生の7月2日を「うどんの日」にしました。
福井県大野市では江戸時代に大野藩藩主が半夏生に農民に焼き鯖を振舞ったという逸話があり、今も半夏生に焼き鯖を食べます。
長野県小川村では、芋汁を食べます。
■まとめ
今は気象情報が発達しているのですが、昔は、農家の人にとっては暦が大切な仕事のスケジュールのようだったのですね。
最近は、半夏生の食べ物をバレンタインのように商売に結び付けてもいるようですね。
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