勤労感謝の日とはどんな日なのでしょう?
勤労感謝の日と新嘗祭の関係は何でしょう?
勤労感謝の日は、ハッピーマンデーなのでしょうか?
勤労感謝の日について紹介をします。
目次
■勤労感謝の日とは
勤労感謝の日(きんろうかんしゃのひ)は、日本の国民の祝日の一つです。
1948年(昭和23年)に、国民の祝日に関する法律で、「勤労を尊び、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」として制定されました。
勤労感謝の日は、勤労の感謝だけではなく、生産を祝うと言うことも含まれています。
昔は、農業中心だったので、収穫物に対しての感謝が、生産を祝うことなのでしょうね。
■勤労感謝の日と新嘗祭
勤労感謝の日は、1948年に制定されましたが、その前までは、「新嘗祭」でした。
新嘗祭(にいなめさい、にいなめのまつり、しんじょうさい)は宮中祭祀のひとつでした。
収穫物に感謝する大事な行事として飛鳥時代の皇極天皇の時代に始まったものです。
新嘗祭は1872年(明治4年)までは旧暦11月の2回目の卯の日に行われていたようです。
けれども、1873年に太陽暦が導入され11月の2回目の卯の日が、1873年では11月23日でした。
そして、1874年からは11月23日に固定して行われるようになったようです。
そして、第二次世界大戦後のGHQの占領政策によって天皇行事・国事行為から切り離される形で改められたものが「勤労感謝の日」です。
■勤労感謝の日はハッピーマンデー?
勤労感謝の日はハッピーマンデーではありません。
11月23日と、日にちが固定されています。
ですから、2015年の勤労感謝の日も11月23日です。
■まとめ
2007年に、当時の与党で「秋の大型連休」が検討され、体育の日と勤労感謝の日を文化の日の前後へ移動し土日や振替休日、国民の休日と合わせて5連休以上にするということでした。
「祝日の本来の意味が失われる」ということで、結局実現しませんでした。
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