薮入りとは何なのでしょう?
薮入りの日にちはいつなのでしょう?薮入りの意味は何でしょう?
薮入りについての紹介をします。
目次
■薮入り
薮入りとは、江戸時代に広がった風習で、昔は住み込み奉公で奉公人に定休日などなく、お嫁さんも実家に帰ることはままならなかったのです。
藪入りだけが、家に帰ったり、遊びに出かけたりできる日だったのです。
薮入りの日となると、主人は奉公人たちに、着物や履物・小遣いを与え、手土産を持たせて実家へと送り出していたといいます。
昔から藪入りの日に働いて怪我をしたりすると大事になるといわれ、働かない方が利口ともいわれていました。
関西地方や鹿児島地方では親見参(オヤゲンゾ)などと呼ぶところもあります。
他には、六のつく日に行われることから、近畿地方、関西では六入りとの呼び名もあります。
第二次世界大戦後、労働基準法の強化などにより労働基準が変わり日曜日を休日とするようになりました。
今は、薮入りの伝統は正月や盆の帰省として名残を残している程度のようです。
■薮入りの日にち
藪入りは、江戸時代、丁稚や女中など奉公人、嫁いできたお嫁さんが、実家へと帰ることのできた休日ですが、1月16日と7月16日の2日です。
1月15日、7月15日は、小正月、お盆という重要な祭日です。
藪入りの日がこの二日となったのは、1月15日(小正月)と7月15日(盆)がそれぞれ重要な祭日だからです。
嫁入り先・奉公先での行事を済ませた上で実家でも行事に参加できるようにということからだといわれています。
■薮入りの意味
薮入りの意味は、奉公人が奉公先の、都から草深い田舎に帰ることを意味します。
それで、薮入りといわれたようです。
■まとめ
昔の人は、休みが本当にほとんどなかったのですね。
そう思うと今は、1週間に1回日曜日の休みもあります。
昔は大変だったのですね。
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