節分の恵方巻きの食べ方は決まりがあるのでしょうか?
節分の恵方巻き食べる理由は何でしょう?
恵方巻きの具は何が良いのでしょう?
節分の恵方巻きについての紹介をします。
目次
■節分の恵方巻き
節分に恵方巻き(えほうまき)を食べる習慣は関西、大阪地方を中心として行われています。
恵方巻きは、節分に食べると縁起が良いとされています。
1998年(平成10年)にセブンイレブンが商品名に「丸かぶり寿司 恵方巻」とつけたことから広まったようです。
以前は、「丸かぶり寿司」「節分の巻きずし」「幸運巻きずし」などと呼ばれいて、「恵方巻」と呼ばれていたという文献はないんですね。
■節分の恵方巻きの食べ方
節分の恵方巻きの食べ方は、節分の夜にその年の恵方に向かって無言で、願い事を思い浮かべながら恵方巻き(太巻き)を丸かじり(丸かぶり)するのが習わしです。
大阪などでは、丸かじりと言わないで、丸かぶりと言います。
他には、目を閉じて恵方巻きを食べるのが良いとも言われています。
春が来るのに障害となる”金気”を「笑い」という”火気”で滅ぼす(火剋金)というので「笑いながら食べる」という人もいます。
太巻きではなく「中細巻」や「手巻き寿司」を食べる人もいるようです。
■節分の恵方巻きを食べる理由
恵方巻きを食べる理由は、いろいろあります。
江戸時代の終わりに、大阪の商人たが商売繁盛と厄払いの意味合いで、節分に「幸運巻寿司」の習慣が始まったとする説があります。
1800年代の節分の日に、大阪近郊の申村(現在の此花区伝法付近と比定)に住む老若男女が集まり、巻寿司を食べるときに、切り分ける手間を省いて一本丸かぶりをしたという説もあります。
■節分の恵方巻きの具
節分の恵方巻きの具は7種類の具材を使います。
商売繁盛や無病息災を願い、七福神の福を巻き込むという意味があります。
他には、太巻きを逃げた鬼が忘れていった金棒(鬼の金棒)に見立てて、鬼退治という説もあります。
恵方巻きの具は7種の特定の素材が決まっているわけではありません。
よくある例として、かんぴょう・キュウリ・かいわれ・シイタケ煮・伊達巻・だし巻・厚焼き卵・ウナギ・アナゴ・桜でんぶ・おぼろなどが使われるようです。
他には、焼き紅鮭、かまぼこ(カニ風味かまぼこ)、高野豆腐、しそ(大葉)、三つ葉(ほうれん草)、しょうが、菜の花、ニンジンなども使われることがあるようです。
「海鮮恵方巻」といって、サーモン、イクラ、イカ、エビ、まぐろ(ネギトロ・漬けマグロ)などを使ったものもあります。
具材の種類の数も7種にこだわらず、2種や5種などと少なくしたり、11種・12種・15種などもあるようです。
■まとめ
節分の恵方巻きは、セブン-イレブンが作ったビジネスネームだったのですよね。
この名前が今は定着して節分は恵方巻きになり、関西だけではなく、全国みんなが食べるようになったのですね。
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